12May
普段からベンチプレス選手としてトレーニングしていたり、仕事としてリハビリをしているためか、『筋肉をつけて代謝を上げましょう!』、『もっと足腰を鍛える必要がありますね』というような言葉を毎日のように耳にします。
何かと筋肉をつけた方がメリットがあると感じている方は多いのですが、『筋肉を増やすことがなぜ必要なのかいまいちわからない』、『筋肉のつけ方で悩んでいる』という人が少なくありません。
そこで、今回は
筋力トレーニングや運動の効果・効能~なぜ筋肉をつけないといけないのか?~
について簡単にご紹介していきたいと思います。
こちらも合わせてご覧ください➡筋肉のつけ方【筋肉が成長するメカニズムと筋肉の収縮の種類】
☑なぜ筋肉をつけないといけないのか?
私は、以前から『体温を上げましょう』ということを言ってきました。
人体で最も熱産生をするのが筋肉というのは周知の事実なのですが、
〇運動不足による筋量の減少
〇塩分摂取の制限
〇食生活の乱れ
〇夏場の効きすぎたエアコン
〇水分の過剰摂取
などにより、現代人は深刻な【低体温】に悩まされています。
日本人の平気体温が36.8℃とした場合、低体温の人は35℃台、ひどい人で34℃台という人もいるそうで、体温が1℃低下すれば免疫力(病気に打ち勝つ力)は30%以上低下するといわれています。
反対に体温が1℃上昇すると、免疫力は一時的に5倍~6倍まで上がるといわれています。
病気のときに熱発があるのは、体が免疫力を上げその病気と闘っているという証拠なのです。
また、体温が1℃上がることで代謝が約13%上がり、痩せやすく太りにくい体になります。
つまり、筋肉をつけることは【病気の予防】【体質改善】に必要不可欠な要素なのです。
男性の平均体重の約45%、女性の平均体重の約36%が筋肉にあたり、体温の40%以上が筋肉によって産生されています。
よく『適度な運動を心がけましょう』と言われますが、”適度な運動”では”適度な筋肉”しかつかないばかりか、年齢を重ねていくごとに弱っていくことは明白です。
運動嫌いな人も多いのですが、実は筋力トレーニングや運動することによるメリットというのはたくさんあります。
筋肉の素晴らしい役割を知っていただき、また、筋力トレーニングや運動の効果・メリットを知ることで、運動習慣のきっかけになれば幸いです。
☑筋力トレーニングや運動の効果・メリットとは?
運動を続けている人はそうでない人に比べて健康な傾向があり、また活発でパワフルです。
しかも、それは高齢者であっても同じことがいえます。
競技としてベンチプレスを80歳から始めた女性を知っていて、全国大会に出場していたときにその方をはじめて拝見し、その若さやパワフルさに驚愕しました。
何歳になってもしっかり負荷をかけ運動することで、筋肉は発達していくという報告があるため、『もう〇〇歳だから、運動できない』ということはありません。
では、筋力トレーニングや運動にはどのような効果・メリットがあるのでしょうか?
筋力トレーニングや運動の効果・メリット
●体温を上げ、免疫力・代謝をアップ
●心臓病や高血圧の予防効果
↳筋肉を動かすことで筋肉内の血管が収縮・拡張して、心循環系の働きを助けるため●血糖値を下げ、糖尿病の予防・治療効果
↳筋細胞のグルコーストランスポーター4が活性化、筋肉内の糖質をどんどん取り込むため●骨粗鬆症の予防効果
↳運動をすることで骨内の血流を促進させるため●認知症(ボケ)の予防効果
↳運動することで脳の海馬領域の血行促進し、記憶力が向上するため●肥満防止効果
↳運動自体で消費するカロリーだけでなく、運動で使った筋は運動後、数日間カロリー消費を続けるため
ざっとあげても、これだけの効果・メリットがあるんです。
私も1週間で2~3回運動するのですが、体型維持だけでなく健康維持にも繋がるので体が動く限りは運動を続けようと思っています。
☑運動は楽しく・気持ちよくするのが続けるコツ?
ここまで読んでいただくと、『そろそろ体を動かしたくなってきたな~』という方もいらっしゃるでしょう。
ただ、そのときの気分だけで行動すると3日坊主になってしまいます。
気持ちだけが先行し、いきなり1週間のうち5日運動したりすると、体がついてこず、次第にさぼりがちになり、結果やめてしまう場合も多いので注意です。
また、運動すると交感神経が活発になり、興奮状態になるのですが、慣れないうちは疲れがドッとでてしまい、『やっぱり、運動はしんどいなぁ』と感じて、運動が長続きしない方も少なくありません。
私は、本格的な筋力トレーニングを始めてかれこれ4年ほどになりますが、私のモットーは『少しの努力で最大の効果を出す』、そして『細く長く楽しみながら続ける』ということです。
筋力トレーニングでどれだけムキムキなカラダを作っても、人生の中で少しの期間では意味がありません。
また、黙々とトレーニングするときもあれば、仲間とワイワイしたり、音楽を聴きながらトレーニングすることもあり、モチベーションを上手くコントロールしています。
怪我がないように真剣に運動をしながらも、『運動=楽しい時間』ということを感じながら継続することが非常に大切なのです。
運動しているときに『気持ちが良い』と感じるときは、副交感神経が刺激されリラックスすることができます。
トレッドミル(ランニングマシン)やダンベルやバーベルを使った、ストイックなトレーニングが苦手な方は、スポーツやエアロビクス、サイクリング、ボルタリング、ゴルフ、水泳、マラソンなどを通して運動することがおススメです。
今回は、筋力トレーニングや運動の効果・効能~なぜ筋肉をつけないといけないのか?~についてお話させていただきました。
桑原 和也
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