11Jun

最近は、インスタグラムやTwitterで世界中のスリムな女性やマッチョな男性が写真を投稿していることもあって、ますますボディメイクブームが加速していますね。。。
健康に気を遣うことはとても大切なことですが、ダイエットやトレーニングに励んでいるみなさんも無理をしすぎないように気をつけてくださいね。
さて今回は”塩”に関する記事です。
「塩とダイエットってなんか関係あるんですか?」
と思われるかもしれませんが、人間の体に塩は欠かすことができません。
ですが、塩を摂取しすぎると実はスリムじゃなくなったしまうことをご存知でしょうか?
「辛いものが大好きなんだけど、どうしたら痩せられるのか知りたい。。。」
「体がむくみやすいけど、もしかして塩分の摂りすぎ!?」
「どうしたらスリムになれるのか知りたい!」
という女性は多いと思います。
そこで今回は、
「塩分を管理してスリムに!塩抜きダイエットの方法と効果は?危険は?」
についてお話しさせていただきたいと思いますので、ぜひご覧くださいね。
この記事を読むメリット✔塩分を摂りすぎるとカラダにどんな影響を与えるか知ることができる
✔塩抜きダイエットの方法と効果を学べる
✔どのように塩分を管理すれば良いかが分かる
この記事のもくじ
なぜ塩(ナトリウム)はカラダに必要なのか?
なんとなく塩分はカラダに必要だというイメージがありますが、一方で塩分は摂りすぎるとカラダに悪いという認識も世間では広がりつつあります。
では、塩分というのはなぜカラダに必要なのでしょうか?
塩分は別名「ナトリウム」で「ミネラル」の一種です。
ナトリウム以外にもミネラルには、
・カルシウム
・カリウム
・マグネシウム
・リン
・鉄
などがあり、人間が生命を維持する上で非常に大切な役割を持っています。
その中でも、ナトリウムは体内で多くの重要な働きをしています。
特に、ナトリウムはすべての細胞を正常に保つために欠かすことができないミネラルで、スポーツでも
「汗をたくさんかいたら塩を摂りなさい!」
というぐらい、塩分がカラダから出てしまうとよくないと認識されています。
ナトリウムには「浸透圧を一定にする」「カラダに水分を留める」「体内のpHを維持する」という重要な生命維持に関する働きがあるほか、食欲増進などの役割も果たしています。
日本人は塩分の摂りすぎ?
WHO(世界保健機関)は1日の塩分摂取量を6グラムに抑えるように提唱しています。
私たちが生きていくために必要不可欠な塩分ですが、世界の中で日本人の年間の塩分摂取量は高いと言われています。
世界187カ国の平均食塩摂取量は国により差がありますが、平均約10gほどです。
先進国の中でも食塩摂取量が低い国がいくつもある中で、日本人の食塩摂取量は高いことがデータでも確認できます。
「平成18年 国民・栄養調査」によると、
日本人の1日あたりの塩分平均摂取量は男性:11.2g、女性:10.5gということが明らかになりました。
平成28年度の調査では男性:10.8g、女性:9.2gで毎年減少傾向ですが、それでも他国より比較的高くなっています。
・オーストラリア(6.2g)
・アイルランド(7.4g)
・フランス(7.5g)
・イギリス(8.0g)
・アメリカ(9.0g)
・スペイン(9.8g)
・日本(9.9g)
・韓国(9.9g)
・ブラジル(10.4g)
・トルコ(18.0g)※平成28年度 国民栄養・調査結果より
ジャンクフード大国のアメリカでさえ男女平均で9.0gに対し、日本はトルコ、ブラジルの次に塩分を摂りすぎていることが明らかになりました。
そもそも、諸外国に対し日本ではなぜ塩分の摂取量が多いかについてですが、
それには「和食」が深く関係しています。
日本人が昔から食べてきた和食は、2013年に和食がユネスコ無形文化遺産に登録されました。
今でも世界では「和食=健康」というイメージが定着したくさんの方に食べられるようになりました。
和食といえば米を主食として、味噌汁、魚の塩焼き、海苔、梅干し、煮物など塩分が多く含まれる食品が多いですよね。
そういうことから、日本人は昔から塩分が多い食品を好む傾向にあるのです。
なぜ塩抜きがダイエットが注目されているの?
なぜ、「塩抜き」という考え方が広まったかについてですが、
・ゴールデンタイムなどの健康番組で「塩抜き」が取り上げられたこと
・韓国スターのチャン・グンソク、ジャニーズの山下智之、女優の堀北真希が塩抜きダイエットを実践したこと
・塩分の摂りすぎにより病気になるリスクが問題視されている
上記の理由により「塩抜き」という考え方が浸透したのだと思われます。
日本人は平均的に塩分を摂りすぎているのはすでにお分かりいただけたと思います。
では、塩分を多く摂るとカラダにどんな影響があるのかについて簡単にご紹介しておきます。
塩分を多く摂るとどうなる?塩分を多くとってしまうと血液中の塩分濃度が上がります。
塩分濃度を下げるために血管内に多くの水分を取り込みます。
その結果、血液量が増えて血管に圧力がかかり、高血圧になってしまいます。
高血圧が長く続くことにより、血管の柔軟性が失われ動脈硬化になってしまい、様々な病気になる危険が増えてしまいます。
また、塩分を摂りすぎると体内に水分を保とうとする働きが促進されるので、
むくみ体質になってしまいます。
この「塩分を多く摂るとむくみやすくなる」
ということに多くの女性が興味を示し、
「むくみ体質」を改善すべく塩抜きダイエットを実践しているようです。
塩抜きダイエットの方法と効果とは?
では、最後に”塩抜きダイエットの方法・効果”についてご紹介したいと思います。
塩抜きダイエットの目的体内には古い塩分が溜まっていて、それに脂肪がくっついている。
塩分を控えることで、その古い塩と同時に脂肪も排出することができる。
それと同時に、むくみ体質を改善させることができる
上記が塩抜きダイエットを行う目的です。
私たちが食事で口にする食塩は消化・吸収され、汗や尿として体外に排出されます。
しかし、肉や魚に含まれる塩分は「古塩」と呼ばれ、食塩などのように体外に排出されないという説があります。
古塩は血液に乗り血管壁、臓器、細胞に沈着してしまい、組織を硬化させるとされます。
つまり、長年肉や魚を食べてきた私たちの体内には古塩がいたるところにあり、将来的に全身に悪影響を与えてしまうことが危惧されています。
この古塩をカラダから排出することにより、体内を綺麗にするのが塩抜きダイエットなのです。
では、塩抜きダイエットではどのような効果を期待することができるのでしょうか?
塩抜きダイエットの効果・古い塩と同時に脂肪も分解、排出
・むくみ体質・太りやすく痩せにくい体質の改善
・血流の改善
・冷え性の改善
・便秘解消
・アンチエイジング効果
では、塩抜きダイエットの方法についてご紹介していきたいと思います。
塩抜きダイエットの方法1.塩抜きダイエットは24~72時間限定の短期間だけ
2.期間中には料理で一切食塩を使わない、食塩が含まれるものを食べない
3.排出効果を高めるため普段よりも1ℓ~2ℓ多く水分を摂る
4.塩分の排出を促すためカリウムを豊富に含む食材を食べる
基本的なルールは上記の4つだけで、とってもシンプルです!
1.塩抜きダイエットは24~72時間の短期間限定
これ以上長いと危険なので最大でも72時間までと考えてください。
ナトリウムはカリウムと体内で拮抗関係にあります。
塩分を摂りすぎるのはカラダによくありませんが、逆に不足してしまうと
・食欲減退
・めまい
・脱水症状
・精神障害
・昏睡状態(最悪の場合)
になってしまうこともありますので注意してください。
2.期間中には料理で一切食塩を使わない、食塩が含まれるものを食べない
塩抜きダイエット期間中は、食塩を一切口にしてはいけません。
・動物性食品にはタンパク質中にナトリウムが含まれているのでNGです。
・外食、コンビニ食もほとんどにナトリウムが使われているのでNGです。
・料理の味付けは「塩」「醤油」「味噌」の代わりにお酢、オイル、カレー粉、ハーブ類、ダシで代用しましょう。
基本的には、塩抜きダイエット中は野菜や果物を中心とした食事になるとイメージしてもらうのが良いです。
もちろん、塩分が含まれていなければ炭水化物はOKです!
3.排出効果を高めるため普段よりも1ℓ~2ℓ多く水分を摂る
普段水分をあまり摂らない方もこの期間だけは水分を多めに摂って排出効果を高めましょう。
塩分を摂らずに水分をたくさん摂ることによって、古塩を徐々に排出していきます。
塩抜きダイエット期間でなくても、普段から1.5ℓ(1日)ほど飲むように心がけましょう。
4.塩分の排出を促すためカリウムを豊富に含む食材を食べる
最後のルールは、
体に蓄積した古い塩を排出するためにカリウムを多く含む食材を摂取することです。
カリウムは体内にある水分排出を促す効果があります。
コーヒーを飲むとトイレが近くなるのは、コーヒーの成分としてカリウムが含まれているからなんです。
カリウムは、野菜や果物を中心としていろんな食材に含まれていますので、塩抜きダイエット期間中にぜひ積極的に摂るようにしましょう。
※カリウムの多い食材:パセリ、よもぎ、アボカド、ほうれん草(生)、ゆりね、納豆、大豆(ゆで)、里芋、にんにく、にら(生)、しそ、フルーツ(バナナ、柿、キウイ、グレープフルーツなど)etc
たった1~3日間の短期間ダイエットですが、口コミでは
・顔のむくみが取れた
・体がスッキリした
・冷え性が改善した
・朝起きるのが辛くなくなった
というような意見が多く見られます。
※個人差があります。
興味がある方は一度、試してみてはいかがでしょうか?
口にするのは天然塩がオススメ!
普段私たちが口にするのは、科学的に精製された食塩です。
その成分は99%以上が塩化ナトリウムなんです。
塩化ナトリウムを摂取すると血中の塩分濃度が上昇するため、濃度を調整しようと体は塩分を体外に排出しようとします。
その結果、血圧が上昇してしまいます。
そこで、私がおススメするのは精製塩ではなく天然塩です。
天然塩には塩化ナトリウムの他、カリウム、マグネシウム、カルシウムなどのミネラルも豊富に含んでいます。
また、一度に大量に摂取しない限り、血圧が上昇しにくいと言われています。
もし高血圧が気になる方は、
先ほどのカリウムの多い食材を意識して摂取することで高血圧予防を心がけましょうね!
最後までご覧いただきましてありがとうございました。

桑原 和也

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