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ダイエットの帝王《FITBULL 桑原和也》

”よく噛むと痩せる”は本当か?【よく噛むメリットについて】

食事をするとき、”よく噛みなさい”と両親から注意を受けたことはありますか?

実は、現在は昭和初期に比べて『食事のときのかむ回数』が半分程度まで減ってしまっていると言われ、若い世代はあまり噛まないため、顎(あご)が発達せず、小顔だという報告もあります。

最近では、生活習慣病の増加の間接的な原因の一つに【噛む回数の減少】が挙げられるなど、よく噛んで食べることは満腹感を得るため以外にも重要なことだという認識が広がりつつあります。

よく噛むと痩せるって聞いたことがある』という方もいるでしょう。

そこで、今回は

よく噛むことの効能やメリット

についてご紹介したいと思います。




よく噛むことで”食べすぎ”は防げる?

空腹状態を我慢したあとの食事は、いつもの食事に比べついつい食べ過ぎてしまうことがありますよね。

でも、実際食べてみると予想以上にお腹がいっぱいになって苦しくなった、というご経験はありませんか?

これは、特にあまり噛まないで早食いの人に多い特徴で

あまり噛まないで早食いの人は、胃腸に食べ物がたくさん入っていても、消化・吸収がすばやくされるわけではないので血糖が上昇してくるまでは、空腹状態が続きます。

空腹感や満腹感は、胃腸の中が空っぽか満たされているかによって決まっているのではなく、食べた物が胃腸で消化されて、血液中に吸収された糖(血糖)が多くなると脳の満腹中枢を刺激してはじめて『満腹』となります。

つまり、噛まないで早食いの人の場合は、血糖が上昇してくるまでにたくさん食べすぎてしまいます。

一方、よく噛みゆっくり食事をする人は、食事をするのに時間がかかるので、その間に緩やかに血糖値が上昇していき、満腹感を感じるとそれ以上食べたいと思わないので、必要以上の食べ過ぎを防ぐことができるんです。

良く噛むことで食べ過ぎを防ぐことが出来る

 

よく噛む効能とメリットとは?

必要以上の”食べすぎ”を防ぐことは、ダイエット面、健康面においてとても良い効果をもたらすので、あまり噛まない方は、この機会にぜひ食事の際の噛む回数を意識してみましょう。

また、よく噛むことによる効能やメリットは他にもあります。

よく噛むと唾液の分泌量が増える
↳唾液には、でんぷん(炭水化物)の消化・吸収を促すアミラーゼの他に、酵素類や細菌、発ガン物質を殺菌、解毒するラクトペルオキシダーゼ、味覚の働きを高めるガスチンなどが含まれています。

また、唾液中の免疫グロブリンの作用により、喉や気管支の病気の予防、歯肉炎、歯槽膿漏などの予防や改善に繋がるとされています。

消化器系の負担が軽くなる
↳良く噛み、食べ物を細かくすることで消化器系が消化・吸収するのをサポートすることができ、消化器系の病気の予防になります。

若返り効果がある
↳よく噛むと、唾液腺(耳下腺)からの若返りホルモン(パロチン)の分泌が促され、アンチエイジング効果が期待できる

記憶力がよくなる
↳よく噛むことで、脳の記憶中枢『海馬』の領域の血流を促進し、記憶力が向上します。

また、よく噛むことで脳へ多くの刺激を伝えることができるのでボケ防止にもなります。歯の残っている高齢者ほどボケ率が低いのはそのためです。

肥満の防止になる
↳さきほどの”食べすぎ”を防止するメリット以外にも、噛むこと自体が脳の満腹中枢を刺激するので、よく噛む人ほど痩せているというのはこうした理由があります。

このように、『噛む』という動作は人間にとって非常に大切で重要なのです。

特に早食いの人は、『一回口に入れたら50回噛む』や『いつも10分で食事を済ませるけど30分かけてゆっくり食べる』というようなルールを作って、少しの量で満腹になるよう工夫してみましょう。

よく噛む効能とメリットChristopher.Michel

 

1口50回噛んで40キロ痩せた人がいる?

『よく噛む』ことはアメリカでは広く知られた健康法として今でも根強い人気があります。

アメリカでは、よく噛んで食事をする人を『フレッチャー主義』と言います。

昔、アメリカの時計商で大富豪のフレッチャーという人がいました。

ビジネスを成功させ、大金持ちだったフレッチャー氏は、運動もせず好きなものばかり食べていると、40歳を過ぎた頃には100キロを超える肥満体型になり、腰痛、倦怠感、糖尿病、胃腸の不調などの病気に悩まされ、名医を訪れても改善せず体重も減ることはありませんでした。

そのとき、友人から『よく噛んで食べれば、調子がよくなるよ』という忠告を受け、1口50回以上噛んで食事をするようになったそうです。

すると、その後食べ物の好みもガラリと変わり、肉、牛乳、バターなどの食べ物が好きだったのに食べなくなり、反対に野菜や魚などをよく食べるようになった結果、1年で40キロものダイエットに成功したという有名な話から、よく噛んで食べる人を『フレッチャー主義』と呼ぶようになったようです。

いかがだったでしょうか?

実は、私も昔は早食いだったのですが、ダイエットや健康を意識するようになってから食事をゆっくりとるようになりました。

また、『よく噛んでるね』とたまに言われるぐらい、無意識によく噛むようになりました。

その甲斐もあってか、今はベスト体重を維持できていますので、もし『そういえば、あまり噛むことを意識したことなかったな~』という方がいましたら、ぜひ、これからは意識するようにしてみてくださいね。

 よく噛んで食べると痩せる?

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桑原 和也

名前:桑原和也。 職業:理学療法士、プロダイエットアドバイザー、介護施設運営コンサルタント。 プライベート:現役ベンチプレス選手(近畿大会準優勝)。 臨床で5年間経験を積み、3000人以上の患者を治療する。 「美と健康を両立させるダイエットの提案と挑戦」をテーマに、自身のダイエット経験、理学療法&スポーツの知識を生かし100人以上をダイエット成功に導く。 2018年にFITBULLを立ち上げ、一般の方から現役アスリートまで幅広く治療をし、体型に悩む多くの女性にダイエット&ボディメイクの指導をする。 その傍ら、介護施設の運営コンサルタントとして赤字企業をわずか3ヶ月で黒字に転換させる。 現在は介護サービスの利用を希望しても最低1~2ヶ月待ちの大盛況。 「治療」「ダイエット&ボディメイク」「介護施設コンサルタント」を主軸に個人・企業の規模を問わずサービスを提供している。

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プロフィール


桑原 和也 / Kazuya Kuwahara
理学療法士 / プロダイエットアドバイザー / 介護運営コンサルタント
1988年6月生まれ。大阪府出身。


はじめまして!
桑原 和也と申します。
このブログは

「体型に悩む方のダイエットを手助けしたい」

という思いをきっかけに始めました。

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