美と健康を両立させるダイエットの提案と挑戦

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ダイエットの帝王《FITBULL 桑原和也》

前回は、頑固な便秘をすぐに解消するには?【便秘の原因】と【腸の整え方】についてお話しました。

最近、『腸と健康との関係性』がどんどん解明されてきています。

それを受け、『腸まで届く』というようなフレーズを耳にする機会も増え、ヨーグルトなどの乳酸菌を積極的に食べる方も多く、世の中の健康意識が高まっているように思います。

実は、腸に良い食生活をはじめ、生活習慣を改善することで今まで悩まされていたアレルギー症状や冷え性、むくみ、倦怠感などが治るという報告があります。

そこで、今回は

腸内フローラとは何か?・腸内環境を整えること

についてお話したいと思います。




腸内環境を左右する腸内細菌とは?

腸の長さは、約7~9mですが、腸の内側は細かいひだになっていて、そのひだの中に約100種類、合計100兆個の腸内細菌が存在しています。

主な腸内細菌は以下の通りです▼

〇善玉菌(有益菌)…ビフィズス菌、ラクトバチルス菌など
〇悪玉菌(有害菌)…クロストリジウム、フソバクテリア、腸球菌、連鎖球菌など
〇日和見筋…バクテロイテス、ユーバクテリア、大腸菌など

これらの菌が、腸内フローラ(お花畑)を形成しています。

基本的に、腸内環境とは善玉菌と悪玉菌、日和見菌の3つのバランスによって左右されており、善玉菌20%:悪玉菌10%:日和見菌70%の割合が最も腸内が整った状態といわれています。

腸内環境は、遺伝的要因や食事やストレスなどの環境要因により崩れてしまう場合があり、現代人の多くはこの腸内環境が崩れていると言われています。

腸内環境の悪化

 

腸内環境の悪化で急激に免疫力が低下する?

小腸と大腸からなる腸は、消化器系の大部分を担っており、人間の健康をつかさどる中心的な器官といえます。

胃で消化された食べ物は、小腸でさらに消化・吸収され、大腸は主にその老廃物を排泄する役割があります。

しかし、腸には『消化・吸収』に匹敵する重要な働きがあります。

その重要な働きが『免疫器官としての働き』です。

腸には、病気から体を守ってくれるリンパ球の約6割が存在しています。

つまり、腸内環境の悪化が健康への悪影響や病気の発症に直結してしまうことになるのです。

そして、その腸内環境の悪化の一番の原因が『食生活』にあります。

戦後昭和の栄養動向によると、明治36年の一般的な食事としては、主食が米3分麦7分で副食は味噌汁、たくあん、葉大根、芋の煮つけ、目刺しや干物などでした。

昭和30年以降では、日本人の食物繊維を含む米類、果実などの摂取量が減少していると報告があり、こうした食物繊維の摂取量の低下に加え、ジャンクフードや肉類の摂取量の増加が腸内環境の悪化を招いているといえます。

腸内環境の悪化による免疫力の低下は、風邪を曳きやすくなることをはじめ、日本人の死因の第1位である癌(がん)の発症率の増加など様々な病気にさらされることになるのです。

腸内環境の悪化②

 

便秘と大腸がんの関係性は?

この記事をご覧になっている方の中で便秘の方はいますか?

未だ、因果関係ははっきりしないものの”便秘と大腸がん”の関係性が一つのトピックになっているからです。

大腸とは上行結腸・横行結腸・下行結腸・S状結腸・直腸に分類され、大腸がんの中で約70%が肛門に近いS状結腸と直腸にできるとされています。

S状結腸と直腸は便が滞留する時間が長いことが大腸がんの一番の原因といわれており、直腸は消化・吸収された食べ物の最終物質が行きつく最終地点で、老廃物や不純物が濃縮された状態で粘膜に触れる部分のため、大腸がんの約40%が直腸で発生します。

便秘(便が腸に留まっている時間が長い)=大腸がんにかかりやすい

といえるのです。

実は、大腸がん患者の増加が問題視されており、大腸がんの罹患率は50代から上昇し始め、その後は高齢になるほどリスクが上がりますが近年は40代の患者が増えていると報告があります。(腸を温めると体の不調が消える より

かかりやすい癌(がん)のランキングでは、男女とも第2位に大腸がんが上がっています。

大腸がんにかからないためにも便秘を解消する必要があるといえます。

関連記事➡頑固な便秘をすぐに解消するには?【便秘の原因】と【腸の整え方】

 

腸内環境を整えると健康になる?

腸内環境とは、善玉菌、悪玉菌、日和見菌のバランスにより左右されることはすでにお話させていただきました。

年齢を重ねるうちに、悪玉菌の割合は増加し、善玉菌が減少していくことで徐々に腸内環境は悪化してしまいます。

実は、動物性脂肪の多い食事をしたり、ストレスにさらされる、便秘になると悪玉菌が増加し、腸内環境が悪化してしまいます。

悪玉菌が増えると、腸内には腐敗菌、毒性のアンモニアやアミン、硫化水素などの有害物質や、発がん性物質が増えてしまい、これらの有害物質や発がん性物質は腸から吸収され、血液を介して全身へ運ばれてしまいます。

その結果

〇肌が荒れる
〇免疫力が低下し病気にかかりやすくなる
〇代謝が低下し肥満になりやすくなる
〇全身の倦怠感などの体調不良になる

のように健康に悪影響を与えてしまいます。

反対に善玉菌が増え、腸内環境が改善すると上記の症状が無くなり、健康になるということなのです。

最も簡単に健康になるには、”腸内環境を整える”ことが大切で手っ取り早いということがお分かりいただけたと思います。

腸内環境を整えることで健康になる

ぜひ、今のご自身の食生活の乱れや生活習慣を見直し、腸に優しい生活を送って健康になりましょう。

今回は、腸内フローラとは?『腸内環境を整えることで健康になる』についてお話させていただきました。

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桑原 和也

名前:桑原和也。 職業:理学療法士、プロダイエットアドバイザー、介護施設運営コンサルタント。 プライベート:現役ベンチプレス選手(近畿大会準優勝)。 臨床で5年間経験を積み、3000人以上の患者を治療する。 「美と健康を両立させるダイエットの提案と挑戦」をテーマに、自身のダイエット経験、理学療法&スポーツの知識を生かし100人以上をダイエット成功に導く。 2018年にFITBULLを立ち上げ、一般の方から現役アスリートまで幅広く治療をし、体型に悩む多くの女性にダイエット&ボディメイクの指導をする。 その傍ら、介護施設の運営コンサルタントとして赤字企業をわずか3ヶ月で黒字に転換させる。 現在は介護サービスの利用を希望しても最低1~2ヶ月待ちの大盛況。 「治療」「ダイエット&ボディメイク」「介護施設コンサルタント」を主軸に個人・企業の規模を問わずサービスを提供している。

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プロフィール


桑原 和也 / Kazuya Kuwahara
理学療法士 / プロダイエットアドバイザー / 介護運営コンサルタント
1988年6月生まれ。大阪府出身。


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桑原 和也と申します。
このブログは

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