11Jan
ダイエットと一言で言っても、『顔を小さくしたい方』、『お腹の肉を減らしたい方』、『全体的に脂肪を落とし、体脂肪率を下げたい方』などなどその目的は様々です。
その中でも、よく耳にする言葉の一つに【下半身太り】があります。
一般的に使われる【下半身太り】は、『体重・体脂肪率などの基準値からしても太っているわけではないのに、下半身が太く見える』、『上半身はスリムなのに、足が太くズボンのサイズが大きい』などの意味があります。
実際、今まで受けたダイエット相談の中で、この下半身太りに関する相談は比較的多かったように思います。
そこで、今回は下半身太りは本当に存在するのか?という大前提から、
【下半身太りの原因とダイエット方法】
についてお話させていただこうと思います。
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☑そもそも『下半身太り』はあるのか?
まず、そもそも”下半身だけ太る”という現象はあるのでしょうか?
実は、これ”YES”なんです。
その理由について説明していきます。
①”日本人”の遺伝子が関係している
日本人のルーツは、元々北方系モンゴロイドです。
北方、つまり寒い地方に住むモンゴロイドは、長い年月をかけて手・足・首などの部分を短く進化することで熱の放出を防いでいました。
モンゴロイドが日本人のベースにあるので、”手足が短い傾向にある”というのが一つ目の理由です。
また、骨格が太いほど肉が付きやすく下半身太りしやすいといえ、”洋ナシ体型”がこれに当たります。
②むくみ(浮腫)が関係している
これは、後の『下半身太りの原因』でもお話しますが、特に女性は慢性的にむくみを抱えている人が多く、むくみ(不要な水分)は重力の影響で、下方に移動します。
朝起きたときはむくんでいないのに、夕方になると足がむくむのは重力と循環器系が関係しており(詳しい説明は割愛します)、中には長年下半身太りだと思っていたけど、むくみが解消したら下半身がすっきり痩せたという人も少なくありません。
③骨盤の大きさが関係している
”骨盤ダイエット”という言葉が一時期流行ったことがありました。
実は、骨盤の大きさや開き具合などが下半身に脂肪が付きやすいかどうかを左右しています。
また、骨盤が大きかったり、出産後などで開いていたりするとお尻やお腹周りが太く見えますので、そういうことからも下半身太りしている、と言えるのではないでしょうか?
☑下半身太りの原因は?
日本人(特に女性)は遺伝的に、そして慢性的に下半身太りになりやすいということはご理解していただけたと思います。
では、次に気になる”下半身太りの原因”についてお話したいと思います。
下半身太りになる原因は、大きく③つあります。
では、それぞれみていきましょう。
①運動不足
↳まず、下半身太りの原因として”運動不足”が挙げられます。
耳が痛い方も多いかもしれませんが、運動不足により筋肉量が減少し、代謝が低下することにより脂肪が付きやすくなってしまいます。
また、脂肪は普段あまり使っていない部分につきやすいということが言われていますので、運動不足になると下半身の筋肉を積極的に使わないため、お腹周りやお尻、太ももに脂肪が付いてしまいます。
②塩分の過剰摂取
↳塩分と下半身太りは、何の関係も無さそうに思いますが、実際は下半身太りに大きく影響しています。
塩分は、むくみ(浮腫)に関係しているからです。
塩分を摂取しすぎてしまうと、血液中の塩分濃度を適性に保つために水分が体内に溜められてしまいます。
塩分は、1日に1.3g~1.5g摂取し多くても6g以内に抑えなければいけません。
しかし、和食はもともと塩分が多くジャンクフードや欧米食により、基準以上に塩分を摂取している人が多いと言われています。
そのため、慢性的にむくみを持っている方が多く、下半身太りの原因となってしまっている場合も多いです。
関連記事塩抜きダイエットの効果・ポイント
③セルライト
↳”セルライト”という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
セルライトは、腹部や臀部、大腿部などを中心に皮下脂肪組織が脂肪・水分・老廃物を溜め込み、コラーゲン組織と絡み合い、肥大化した状態をいいます。
セルライトがあると、足が太くなるだけでなく見た目にも美しくないため、美の大敵といえます。
セルライトは、塩分や糖分を日ごろからたくさん摂っていたり、ジャンクフードのようなものを習慣的に食べているとなりやすいとされています。
④出産
↳産後に体型が戻らないだけでなく、プロポーションが崩れてしまう方が少なくありません。
一つは、妊娠・出産に伴う体質の変化が関係しており、もう一つは出産後に骨盤底筋や腹筋群の筋力低下が関係しています。
妊娠前に比べ出産後の下半身がだらしなく思えるのは、上記の理由からです。
ただし、出産後に腹筋群、骨盤周囲筋をトレーニングすることで元のスタイルに戻ることは十分可能です。
☑下半身のダイエット方法は?
では、下半身太りを解消するダイエット方法はどのようなものがあるのでしょうか?
①下半身をよく使う有酸素運動を取り入れる
↳まず、最も効果が大きい方法としては、”運動”があります。
具体的には、下半身をよく使う有酸素運動、下半身の筋力トレーニングが下半身ダイエットにはおススメです。
実は、下半身を使う有酸素運動を勧める理由はいくつかあります。
〇全身の筋肉のうち60%以上は下半身にあるため
全身の筋肉の半数以上は下半身にあるため、下半身を鍛えることにより効率的に代謝を上げることができます。
代謝を上げることで寝ている間でも脂肪を燃焼する体を作ることができます。
〇下半身の運動を普段から取り入れることで脂肪を付きにくくできるため
先ほど説明しましたが、使っていない部分には脂肪がつきやすいと言われています。
したがって、下半身をよく使うことで脂肪を付きにくくすることができます。
〇有酸素運動を日常的に行っていると、心肺機能が向上し代謝が上がるため
有酸素運動を日常的に行っていると、それだけで代謝が向上するとされています。
効果的な有酸素運動方法もいくつかあるため、今回は【インターバル速歩】をご覧ください➡インターバル速歩
②食生活を見直す
↳ナトリウム(塩分)を摂り過ぎてしまうと、むくみを助長してしまいます。
そのため、一度自分の食生活を振り返り、普段から塩分を摂り過ぎていないかを見直してみましょう。
また、【カリウム】を摂取することで、むくみを軽減させることができます。
【カリウム】は、ミネラルの一種で塩分であるナトリウムと拮抗関係にあります。
ナトリウムが過剰であったり、カリウムが不足した状態になってしまうと血液中の塩分濃度が上がってしまうため、塩分濃度を一定に保つため、水分を溜め込み、その結果”むくみ”を引き起こしてしまいます。
そのため、下半身太りの原因の一つである”むくみ”を軽減させるには、ナトリウムの摂取を控えるか、カリウムを積極的に摂取する必要があります。
カリウムを多く含む食べ物…長いも、甘栗、ピーナッツ、アスパラガス、ブロッコリー、納豆、枝豆、小豆、きなこ、木綿豆腐、とうもろこし、かぼちゃ、ほうれん草、たけのこ、アボカド、バナナ、メロン、みかん、リンゴ、チョコレート、ココア、抹茶etc
③マッサージを取り入れる
↳下半身太りには、リンパマッサージをはじめとするマッサージが効果的で、むくみを治すには”リンパマッサージ”で水分の流れを改善する必要があります。
むくんだ状態を放っておくと、それが慢性化してしまいリンパ液の中にある老廃物と皮下脂肪の脂肪細胞とコラーゲンが結びついてしまい、セルライトになってしまいます。
セルライトは、リンパ管や血管を圧迫してしまい、むくみがさらにひどくなってしまうという悪循環に陥ってしまいます。
リンパマッサージを行うときは、アロマオイルやクリームを使い、風呂上りにするのがおススメです。
た・だ・し、基本的にはリンパマッサージは難しいとされています。
リンパマッサージを的確に行うにはリンパドレナージュという資格を取得する必要があり、その資格を持っている先輩の理学療法士の話を聞いて、いかにリンパマッサージが難しいかを認識しました。
それでも、実際にリンパマッサージで下半身ダイエットに成功した方はたくさんいます。
そこで、人気のリンパマッサージ教材をご紹介します!
リンパマッサージで足痩せをしたい方はこちら➡『スリムレッグラボ』
いかがだったでしょうか?
今回は、【下半身太りの原因と下半身ダイエット方法】についてお話させていただきました。
ぜひ、スラっとした理想の足を手に入れて、周りを見返しましょう!
桑原 和也
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