16Oct

最近、ジュースやお酒などで【カロリーゼロ】や【カロリーオフ】などの商品を多く見かけるようになりました。
実は、【カロリーゼロ】という表示にはある規定があります。
【カロリーゼロ】はカロリーがゼロではなくて、5Kcal未満ということを表す表示になります。
また、カロリーゼロ以外にも、ノンやレスといった紛らわしい言葉をよく見かけるので、今日は【カロリーゼロ食品は食べても太らないのか?】をテーマに、それぞれの規定をご説明しておきます。
■カロリー無・ゼロ・ノン・レス
=5Kcal未満(100mlあたり)・糖質0.5g未満(100mlあたり)
■低い・控えめ・ライト・オフ
=20Kcal未満(100mlあたり)・糖質2.5g未満(100mlあたり)
そして、一つだけ注意していただきたいのは、エネルギー(糖)を取り込むと血糖値が上昇します。そうすると、すい臓のランゲルハンス島B細胞にあるインスリンが多量に分泌され、エネルギーがトリグリセリドという中性脂肪になって、脂肪細胞に蓄えられます。
そして、これを繰り返すことで肥満になります。
肥満になることと、糖分を摂取することは切っても切れない関係というのをまず頭に入れておいて下さい。
とくに炭酸ジュースや果物ジュースなどは、高カロリーなものが多いです。
では、一つ疑問が浮かびます。
カロリーがほとんどない、ジュースを飲めば肥満にならないのか?
答えはNOです。
たしかに、カロリーゼロのジュースなどは糖分もカロリーもほとんど入っていません。
でも、甘いですよね。
この甘さ、実はアスパルテーム、サッカリン、スクラロースなどの人工甘味料なのです。
例えば、サッカリンは砂糖の甘さの約300~400倍あります。
しかし、カロリーは砂糖の1/100というから驚きです。
この人工甘味料を含んだジュースなどを摂取した際にも、インスリンが分泌されますが中性脂肪として蓄えるカロリーが存在しないため、肥満になりません。
では、なぜNOと答えたのか?
それは、、、
これら人工甘味料を摂取した際には、通常よりもインスリンが多く分泌されるとボストン大学のバーバラコーキー博士の動物実験研究から報告があるのです。
つまり、カロリーゼロのジュースやお酒といっしょにご飯やお菓子などを食べると、いつもより中性脂肪を肥満細胞に蓄えやすく肥満になってしまう、ということになります。
ですから、もしもカロリーゼロやオフなどと表示された飲み物・食べ物を摂取するときには、くれぐれ炭水化物や高カロリーなものを食べ過ぎないで下さい。
カロリーゼロ・オフの人工甘味料がたっぷり入った飲み物を飲むときは、食事以外で飲むように心がけるようにしましょう。

桑原 和也

最新記事 by 桑原 和也 (全て見る)
- 【口コミあり】アトピーにも効く!?「善玉元気」は本当に頑固な便秘を改善できるのか? - 2018年6月19日
- 【最新版】ダイエット中にオススメ!人気の置き換え食品5選を大公開! - 2018年6月16日
- 塩分を管理してスリムに!塩抜きダイエットの方法と効果は?危険は? - 2018年6月11日