12Dec

トレーニングやスポーツをしている方は、ほとんどの人が一度は耳にしたことがある『プロテイン』。
実際、アスリートでプロテインのようなサプリメントを使用していないという方はほとんどいないと言っても過言ではありません。(稀にサプリメントを一切使用しない選手もおり、私の友人でベンチプレス日本一の選手は、『俺はNOサプリ!』と口癖のように言っています。笑)
私もプロテインをはじめとするサプリメント(筋力強化、減量、栄養補給など)は常時複数使用しています。
実は、以前から『プロテインって太るんだよね?』と聞かれることがありました。
その度に、『プロテインの摂取量、運動量により太る場合もある』という返答をしてきました。
ただ、”あまりにも聞かれることが多い”ということ、そしてネット上でも”同様の疑問をお持ちの方が多い”ので、今回、プロテインヘビーユーザーである私が
プロテインを飲むと太る?【高品質なプロテインの見極め方】
というテーマで詳しく解説させていただきます。
☑プロテインを使用する目的について
では、まずプロテインを使用する目的についてお話します。
一般的に『プロテイン=筋肉を大きくする』というイメージがあると思います。
たしかに筋肉を大きくするためにプロテインを使う場合が”多い”です▼
実際、プロテインの一番の目的は筋肉を大きくすることに間違いありません。
プロテインには、筋力トレーニングにより損傷した筋肉繊維を回復させる栄養であるアミノ酸が豊富に含まれています。
プロテインに含まれるアミノ酸の量は、プロテイン一回分の摂取量でも相当な量で、普段の食事から同等レベルのアミノ酸を摂取することはなかなか難しいものがあります。
したがって、普段の食事内容が筋肉を大きくする上で不十分な場合、プロテインを補助食品として摂取することは非常に有効です。
ただ、プロテインにはいくつか種類があり、必ずしも筋肉を大きくすることだけが目的ではありません。
例えば、ウェイトゲイン(体重増量)、ウェイトダウン(体重減量)、パワーボディ、マッスルビルディング、パンプアップなどがあり、各プロテインメーカーのプロテインごとに配合される栄養成分、栄養成分比率、製造方法、価格などが異なります。
プロテインのようなサプリメントは、自分に合う合わない(効果の実感有無など)がはっきりしているため、自分に合った最適なプロテインを探す必要があります。
☑ホエイプロテインって何?
さて、例えばドラッグストアやスポーツ用品店でプロテインを探していると、『ホエイプロテイン』、『カゼインプロテイン』、『ソイプロテイン』などのように、各商品がいくつかの〇〇プロテインに分類されているのを確認できるでしょう。
その中で、圧倒的に数が多いのがホエイプロテインです。
ホエイプロテインとは、『動物性由来の乳清タンパクで、アミノ酸の配列がソイプロテインのような植物性タンパクとは異なり、”吸収が早い”、”BCAA(必須アミノ酸であり筋肉の生成、筋肉の分解を抑えてくれる)を豊富に含んでいる”ことが大きな特徴です。』
一般的な認知では、『プロテイン=ホエイプロテイン』で、私も含め多くのスポーツマンやアスリートがホエイプロテインを使用しています。
しかしながら、筋肉の回復に有効な栄養を豊富に含んでいますが、全く運動をしていない方が飲んでも、筋肉肥大という効果は得られません。
つまり、”運動+プロテイン=筋肉肥大”となりますので、まず前提として運動していない状態でプロテインを飲む必要は無いということになります。
☑プロテインを飲むと太るのか?
では、本題の『プロテインを飲むと太るのか?』ということについてお話したいと思います。
先ほどご説明しましたが、プロテインには使用する目的がいくつかあり、その中に『ウェイトゲイン(体重増量)』という商品があります。
これは、体重を増やすことが目的なので、カロリーが他のプロテインよりも多くなっています。
つまり、普段の食事では体重を増やせないので、アミノ酸とカロリーどちらもたくさん摂取したいという方に向いています。
つまり、ウェイトゲインプロテインを毎日たくさん摂取していると太ります。
また、ウェイトゲインプロテインでなく、パワーボディやマッスルビルディング系のプロテインでもメーカーによりカロリーが高いものもありますし、カロリーが低いものでも過剰に摂取すれば太る可能性は当然あります。
人間が太るメカニズムは、自分の消費カロリー以上に摂取カロリーが多い場合なので、『プロテインを飲むと太るのか?』という質問に対する答えとしては、『自分の1日の消費カロリー以上にプロテインを摂取すれば太ります。』というのが答えになります。
関連記事➡痩せるメカ二ズムについて
☑高品質なプロテインの見極め方は?
プロテインは、基本的に飲む量をきっちり管理していれば”太る(脂肪が体に付く)”場合は少ないです。
もし、プロテインを日常的に摂取しており、運動もしっかりしているのに太る場合は、食事や間食に問題がある場合がほとんどですので、プロテインを飲むのをストップする前に食事を見直す必要があります。
最後に、高品質なプロテインを見極める方法をお教えしたいと思います。
私は、自分のアスリート人生の中でWeider(ウィダー)、SAVAS(ザバス)、Kentai(ケンタイ)、DNS(ディーエヌエス)、berserker(バーサーカー)、Fight Club(ファイトクラブ)など有名メーカーのプロテインを多数使用してきました。
その中で、高品質なプロテインの基準は▼
①お菓子メーカーは避ける
↳お菓子メーカーが作っているプロテインは、私は合いませんでした。良い商品も多数あるのですが、価格が高めに設定されているので手は出しにくいです。
②必須アミノ酸の配合が多い
↳必須アミノ酸である、BCAA(ロイシン、イソロイシン、バリン)は筋肉の回復に必要で、配合されていない場合は、別にBCAAのサプリメントを飲む必要があります。プロテイン一つでタンパク質とBCAAが摂取できる方がコストパフォーマンスも良い傾向にあり、また日常的に摂取するサプリメントは出来るだけ少ない方が楽と言えます。
③価格は1kg:6000円以内
↳プロテインは、こだわり出すと価格がどんどん高くなります。高いものを探し出すとキリがないので、1kg6000円以上するプロテインはかなりの高価格帯だと覚えておいて下さい。3kgや5kgのようにまとめ買いすることが価格がかなり安くなることもあるので、継続してプロテインを飲む予定がある場合は、まとめ買いがおススメです。
④タンパク質含有率が100%に近い
↳タンパク質が100%に近いプロテインほど高品質と言えます。このタンパク質含有量が低いほど、他の不必要な成分でカロリーが高くなっている場合も多いので、ご参考に。
⑤WPI100%、CFM100%のプロテイン
↳本気でスポーツをしている方やアスリートの方は上記のWPI100%、CFM100%は必須だとお考えください。
WPI➡『Whey Protein Isolate:WPI』で、『分離乳清タンパク質』と言います。
WPI製法の場合、不純物を含まない純度が非常に高いプロテインを精製でき、脂質が非常に少なく、乳糖もほぼ含まれていないので、お腹を下すことが激減します。
この製法の場合は、タンパク質含有率が95%以上のプロテインを作ることも可能になります。
CFM➡『Cross Flow Microfiltration:CFM』で、この製法の特徴はWPCよりもタンパク質含有量の高いプロテインでありながらWPIよりもホエイペプチドやカルシウム等の含有率の高いプロテインになります。
ただし、WPIよりも乳糖が残っているので、お腹を下しやすい人はWPI100%にしましょう。
⑥ソイプロテインはNG
↳吸収が遅いため、長時間タンパク質を体にとどめておくことが可能ですが、植物性ということを理解できる方、また、ホエイプロテインが体に合わない方におススメです。(私は全く合いませんでした。)
上記はあくまでも私の基準ですのでご参考までに。
ちなみに、私が普段愛用しているプロテインの成分表はこちら▼
●栄養成分分解値(製品20g中)
エネルギー:73.2kcal
たんぱく質:18.72g(無水換算値)
脂質:0.026g
総炭水化物:0.2g
乳糖:0.2g
ナトリウム:50mg
カリウム:60mg
カルシウム:120mg
マグネシウム:18mg
リン:42mg
鉄:1.86mg
※内臓スクープ2杯~6杯(約20g~60g)100cc~300ccに溶かして飲む
●タンパク質含有率93.6%(無水換算値)
●100%CFM・WPI、無添加・無加工
●BCAA:647g グルタミン:155g、アルギニン:63g(3kg中)
私が今まで出会ったプロテインの中で間違いなく最高品質(今のところ)です。
味はプレーン、粉が小麦粉さながらで溶けにくく非常に飲みにくいですが一応紹介しておきます▼
本気で強くなりたい方のみ購入をおススメします。
【プロテイン】【ホエイプロテイン】無加工無添加で、たんぱく質含有率93%以上!レビューを書… |
販売店▼
FIGHT CLUB楽天市場店
今回は、プロテインを飲むと太る?【高品質なプロテインの見極め方】についてお話しました。

桑原 和也

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