10Dec
皆さんは、『お酒』はよく飲まれますか?
私は、付き合い程度にしかお酒を飲みませんが、中には『お酒は一滴もダメ』という方から『毎日仕事終わりに飲む』、『寝る前には必ずお酒を飲む』『お酒が無いと寂しい』という方までいらっしゃるでしょう。
『ビール腹』という言葉があるように、お酒好きな人は、そうでない人より肥満傾向があります。
そこで、今回は、気になる
お酒を飲むと太る?【アルコールと肥満の関係】
をテーマにお話していきたいと思います。
☑1日30mlのアルコールは体に良い?
飲みすぎは体に良くないアルコールですが、実はアルコール自体が体に悪いわけではありません。
諸説ありますが、1日に30mlほどのアルコールであれば毎日飲むと体にいいと言われています。
毎日、アルコールを適量飲む人と飲まない人では飲む人の方が寿命が長くなるという報告もあるくらいですから驚きです。
古くからお酒は「お酒は百薬の長」と言われ、お酒を飲むと体温が上昇するので一時的に免疫力が上がり、自己治癒力が上がります。
☑空腹状態でお酒を飲むと良くない?
『空腹のまま飲酒をしてはいけない』とよく言われます。
一般的に、空腹のときにお酒を飲むと酔いが回りやすいとされます。
胃の中が空っぽの状態に近く、体内に入るアルコール量が多いほど肝臓の解毒・排出作業に時間がかかってしまう為、代謝・貯蓄の機能に遅れが出てしまい大量のアルコールが小腸から急激に吸収されるため酔いが早く回ってしまいます。
また、もう一つの理由として、空腹のときにお酒を飲んでしまうと、胃酸の分泌が活発になってしまいます。
胃酸の分泌が活発になると、視床下部にある摂食中枢が刺激され、空腹を感じ、その結果、食欲が増進し過食となってしまいます。
例えば、乾杯と同時にビールを一気飲みする光景を見たことがあると思いますが、これはダイエットの見地から言うとよくありません。
酔いが回ることで、自制が効かなくなり食べ過ぎたり、お酒を飲み過ぎたりと、結果的にダイエット失敗に繋がってしまいます。
特に、15%以上のアルコールを含んだお酒が胃に入ってしまうと、胃の中で殺菌作用が働き、胃液の分泌は活発になり、炭酸ガス・ホップが配合されたアルコールは、強く胃へと働きかけるため、食欲が活発になってしまいます。
自分に合った適量を飲むことは本当に大切なので、お酒に飲まれないためにも自分の適量を知りましょう。
☑アルコールを摂取するから太るのではない
ここまでご覧いただくと、太りたくない方はアルコールを避けるべきだと聞こえたかもしれませんが、決してそんなことはありません。
お酒を飲むから太るわけではないからです。
アルコールを飲む際は、いっしょに塩分や油分が多く含まれた濃い味のおつまみを食べる方が多いですよね。
このおつまみが曲者なんです。
おつまみは、揚げ物や高カロリーなものが多い上に脂肪、炭水化物を含んだものが多いので体内で中性脂肪に置き換わってしまい、徐々に太ってしまいます。
☑お酒の種類と適性なアルコール量とは?
一言で『お酒』といっても、お酒は大きく2種類に分けることができます。
①醸造酒と呼ばれる日本酒、ワイン、ビールなど
②蒸留酒と呼ばれる焼酎、ウイスキー、ブランデー、ジンなど
②の蒸留酒はつくる過程で糖分が飛んでしまい、醸造酒よりも糖分(カロリー)が低いとされています。
したがって、『ダイエット中で糖分を控えめにしたいけど、どうしてもお酒が飲みたい!』という方は、焼酎、ウイスキー、ジンなどの蒸留酒を飲むべきと言えます。
私は、付き合いでお酒を飲むときは、ウィスキー系しか飲まないようにしています。
少量で酔えますし、他のお酒よりも糖分が少なく、カロリーが少ないので重宝しています。
次に、ダイエット中にお酒を飲む場合の量ですが、ダイエット中のお酒は200kcal以内に抑えるようにしましょう。
➡生ビールであれば中ビン1本、日本酒であれば1合、焼酎アルコール20度であれば1合、ワインであれば軽めに2杯程度が目安となります。
☑ダイエット中にお酒を飲むときのポイント
実は、お酒を飲んで酔っている状態のときは、代謝が上がっているため、カロリー消費が増えています。
つまり、酔っているときは代謝が高くなっていますので、さらに代謝を上げるために食事誘導性代謝が最も高いタンパク質を摂るようにしましょう。
(※代謝についてはこちら)
さらに、お酒を飲む場合のポイントについてまとめましたの下記をご参照ください▼
①その日に飲む杯数をあらかじめ決めておく
↳飲みすぎを防止することで思わぬ失敗を防ぎます。
②出来るだけ糖質が0に近いお酒を選ぶ(チューハイ、カクテル、梅酒などは糖分が多い)
↳出来るだけ摂取するカロリーを控えます。
ただし、人工甘味料がたくさん含まれているアルコール飲料は、肥満の元なので注意してください。
詳しくはこちら▼
〇人工甘味料は肥満の元?
〇人工甘味料は体に有害か?
〇人工(合成)甘味料『アスパルテームの危険性』
③冷えたお酒を飲む際は、横に熱いお茶などを置いておく
↳冷たいお酒を飲むことで内臓を冷やしてしまうと健康上・ダイエット上よくありませんので、内臓を冷やした後は必ず温めましょう。
④アルコールは利尿作用があるため、別に水分をよく取るようにする
↳お酒だけ飲み、そのほかに水分を取らないとアルコールの利尿作用により、体から水分がどんどん排出されていきます。
脱水状態にならないように、お酒を飲む量に比例するように水分を取りましょう。
⑥おつまみにカロリーの高い物、塩分の濃い物を食べないようにする
↳おつまみは、カロリーが高くない物、また塩分・脂質の摂り過ぎは生活習慣病につながるため注意しましょう。
⑦お酒を飲む場合は、野菜とタンパク質を中心に食べる
↳肝臓の栄養である野菜(ミネラル・ビタミン)の補給のため、また、代謝が上がるようタンパク質をよく取りましょう。
⑧お酒を飲んだ翌日は、少し食事を控えめにする
↳お酒を飲んでいるということは、普段よりもカロリーを多く摂取しているため、翌日は少し普段よりも食事を減らしてカロリー調整をしましょう。
今回は、”お酒を飲むと太る?【アルコールと肥満の関係】”ということでお酒の適量、お酒の種類、お酒を飲む場合に心がけてほしいポイントなどについてご説明させていただきました。
桑原 和也
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