11Oct
最近では、様々なダイエット方法が存在するので自分に合うダイエットを選択し、取り組むことはとても大切だと思います。
ただし、選択したダイエットによっては身体に負担がかかったり、体調不良に陥る場合があります。
そこで今回は、【短期間ダイエット】をした場合のリスクについてお話します。
実は、極端な食事制限や激しい有酸素運動でダイエットすると【AGE】という物質が上昇します。まずは、【AGE】についてお話します。
☑鍵を握るのはAGE
AGE=Advanced Glycation Endproduct(終末老化産物)
例えば、極端に糖質を制限するダイエットを行ったとします。
糖質が不足する分、脂質代謝への依存度が上昇します。
脂質代謝では、体脂肪に蓄えられたトリグリセリドが脂肪酸とグリセロールに分解され筋肉などで、β酸化されてアセチルCoAという物質になり、TCA回路に入ります。
脂肪酸がβ酸化という代謝過程を経る中で、ケトン体という中間代謝物を作ります。
ケトン体は、アセトンやメチルグリオキサールなどがあるようですが、これらはグルコースによる糖化を経ることなく、たんぱく質のAGE化を引き起こすことが新たに発見されました。
少し、難しい話になりましたが、一言でいうと糖質制限、食事制限によって短期的にダイエットする場合は体の中で老化物質が作られてしまうということです。
このAGEは、動脈硬化を起こしたり、『しみ』や『しわ』などの老化現象に直接関わっています。
☑AGEによる老化現象を防止する方法はあるのか?
これらの老化を防ぐ方法はないのかということですが、実はあります。
それは、タンパク質やクエン酸を積極的に摂取することです。
タンパク質を摂取すると脂肪酸を代謝させるためのTCA回路の回転性を上げることができます。
また、クエン酸を摂取するとケトン体やAGEを減少させることができます。
上記のように、ダイエットによる老化を抑制することはある程度可能なようですが、女性の場合だとホルモンバランスが崩れることも十分ありえます。
もし、短期間でのダイエットを考えていらっしゃる方はこれらを十分理解してから実施して下さいね。
桑原 和也
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