8Oct
ThalesEGO
今日のテーマは、『女性ホルモンとダイエット』です。
女性ホルモンという言葉はよく聞く言葉だと思いますが、実際にどのようなホルモンか知っている方は少ないと思います。
女性ホルモンは卵巣から分泌され、エストロゲンと呼ばれる“卵胞ホルモン”と、プロゲステロンと呼ばれる“黄体ホルモン”の2種類があります。
☑エストロゲン(卵胞ホルモン)
エストロゲンは、排卵に関わる女性ホルモンです。
卵巣や子宮の発達を促し、女性らしい体つきを作り維持します。
また、体内のカルシウム量を調整し、骨からカルシウムが血液中に溶け出すのを防ぐ働きもあります。
更年期になると排卵がなくなるので、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌は止まります。
最も重要な女性ホルモンであるエストロゲンは、生涯にスプーン2杯の量しか体からは分泌されません。
少しでもエストロゲンが減少すると体調不良だけでなく、様々な病気にかかるリスクも増加します。
☑プロゲステロン(黄体ホルモン)
プロゲステロンは、女性の生理に関わる女性ホルモンです。
子宮内膜や子宮筋の働きを調整したり、乳腺の発達などを促します。
妊娠すると常に分泌されるようになります。
また、血糖値を正常にして体脂肪を減らすなどの働きもあります。
この女性ホルモンが分泌されている間は、焦燥感やイライラなどの精神症状が出現し情緒不安定になります。
エストロゲンが多く分泌されている時期は、精神的症状が出にくく、心身共に体調が優れます。
精神的に安定しているので集中力もあり、食事制限や運動などのダイエット効果が出やすくなります。
反対にプロゲステロンが分泌されている時期は、体が疲れやすくなり水分を溜め込みやすくなるのでむくみも出やすくなります。
大腸の蠕動運動が低下しするので便秘の原因にもなりますので、エストロゲンの場合と反対にダイエットの効果が出にくい時期でもあります。
つまり、ダイエットをスタート、そして集中する時期は、エストロゲンが分泌されている時期に行う方が合理的ということです。
プロゲステロンが分泌されている時期は、ダイエットのストレスと女性ホルモンの影響によるイライラや情緒不安定が重なるので、オススメできません。
☑生理週期と女性ホルモン
【生理】
生理がはじまった日から約1週間:エストロゲン、プロゲステロン共に一定
↓
【卵胞期】
生理終了~排卵前:エストロゲン分泌量増加
↓
【排卵】
排卵日前後3~5日間:プロゲステロン分泌量増加
↓
【黄体期】
排卵後~次の生理まで:エストロゲン分泌量低下
上記の図でお分かりいただけると思いますが、ダイエットに最適の時期は生理が終わった直後の【卵胞期】です。
反対に排卵後から生理直前までの【黄体期】は、PMS(月経前症候群)が起こることもあり、ダイエットに向いていない時期だということが窺えます。
今回は、女性ホルモンである”エストロゲン”が女性の体にいかに大事か、またダイエットにどれだけ関わっているかをお伝えしました。
最近では、更年期になり減少したエストロゲンを補うために、食品やサプリメントの摂取、またホルモン注射(女性ホルモン)などが行われています。
特に最近では、大豆イソフラボンが女性ホルモンのエストロゲンに似た働きをすることが注目を浴びています。
体の不調、情緒不安定などがある方は一度お試し下さい☆★
桑原 和也
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