25Apr
一昔前に比べ、様々な分野の技術が進歩し、食品業界でも日々研究がなされ、新しいものが世に送り出され続けています。
『人工(合成)甘味料』もそのうちの一つ。
人工(合成)甘味料の一番の特徴は、砂糖より甘いのにカロリーゼロ、ほとんど無いいうことです。
砂糖のよりも甘い人工甘味料を料理に使えば、カロリーを取り過ぎずにおいしく食べることができるということで、一時期ダイエットをする方の間で大変流行しました。
また、人工(合成)甘味料は現在も至るところで使用されており、成分表示を見ると、アスパルテームをはじめとするスクラロース、アセスルファムカリウム、サッカリン、ズルチン、チクロ、ネオテームなどの名前を見ることが多いです。
しかし、これらは体に良いどころか深刻な悪影響を与えることをご存じでしょうか?
実は、アメリカのテキサス大学の健康科学センターが『カロリーゼロ』の悪影響について興味深い研究結果を発表しました。
それは、『カロリーゼロ』の商品を定期的に摂取しているひとはそうでないひとに比べ、ウエストサイズが6倍の太さだったそうです。
ダイエット時に、カロリーを制限するため砂糖ではなく人工甘味料が含まれたカロリーゼロのジュースやお酒を飲んでいる方は、要注意です。
『0Kcal』という言葉についつい釣られそうになりますが、飲み続けると肥満体質になってしまう可能性があり危険です。
また、別のマウスを使った実験では、人工甘味料であるアスパルテームが血中の糖レベルを上昇させ、糖尿病の初期段階と同様の影響を腎臓へ与えていたそうです。
上記の研究結果だけでいかに、人工甘味料が人体に悪影響を与えるかお分かりいただけたと思います。
人工甘味料で太るしくみ
通常、食事を摂取し血糖値が上昇すると、すい臓のランゲルハンス島β細胞からインシュリンが分泌されます。
インスリンは、血糖値の上昇の仕方により分泌量が左右されると言われており、炭水化物や砂糖が含まれる甘い物などを食べると急激に血糖値が上昇し、大量のインシュリンが分泌されます。
大量のインスリンが分泌されることにより、余分なエネルギーがトリグリセリドという中性脂肪に変えられ、体内に蓄積されてしまいます。
これを続けることにより『肥満』となります。
以前は、人工甘味料は糖分ではないためインスリンが分泌されない、またカロリーが無い為脂肪が体内に蓄積されず肥満にならないと考えられていました。
しかし、人工甘味料でもインスリンが分泌されることが判明し、定期的に人工甘味料を摂取していると、インスリンの分泌量が増加してしまい、余分なエネルギーを脂肪として蓄積しやすくなると言われています。
最後に、ボストン大学医学部のバーバラ・コーキー博士によると、『すい臓は砂糖だけでなく人工甘味料にも同じく反応し、大量のインスリンを出すことがわかりました。それによって、余分な脂肪が蓄積され、太るしくみが発見されたのです』と述べており、人工甘味料の危険性を指摘しています。
ダイエットをするときは、カロリーゼロ食品に頼らないことをおススメします。
桑原 和也
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