6Apr
脂質異常症や肝臓疾患、動脈硬化予防のためにも、コレステロールを上げないよう、食生活に気をつけたいものです。
今は、アメリカの子供より日本の子供の方が総コレステロールが高い、という報告もあるので、『自分は、大丈夫!』と思っている方も注意が必要です。
一時期話題になった『トランス脂肪酸』は、マーガリン、ショートニングなどの加工油脂を作る過程で生成されます。
そのため、これらを使用した食品である洋菓子やスナック菓子、揚げ物類などの加工食品をよく口にする方は、”生活習慣病”になる可能性があります。
HDL(善玉)コレステロールとLDL(悪玉)コレステロールについては、以前ご説明していますので割愛します。
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では、LDL(悪玉)コレステロール値を上げる食品、または下げる食品はどのようなものがあるのでしょうか?
LDL(悪玉)コレステロールを上げる食品・控えたい食品
➡肉類、鶏卵、乳脂肪分、カップラーメン、洋菓子、スナック菓子、動物性油脂、レバー、マーガリン、ショートニング
LDL(悪玉)コレステロール値を下げる食品・積極的に摂取したい食品
➡大豆製品、緑黄色野菜類、きのこ類、魚類、海藻類、オリーブオイルなどの植物油、nー3系多価不飽和酸脂肪を含む魚油など
魚の油は、肉類に含まれる動物性油脂と同様コレステロール値をあげてしまうと思われがちですが、実は全く違います。
魚の油は、動脈硬化や心筋梗塞・脳梗塞を防ぐ効果があるEPA(エイコサペンタエン酸)・DHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれています。
コレステロールの減少にはDHAが働き、中性脂肪の減少にはEPAが効果を発揮します。
EPAは、動脈硬化の原因である、血小板の凝集を抑制する効果があり、予防や改善に役立つとされています。
特に、心筋梗塞や、虚血性心疾患の原因とされる、冠状動脈に効果があり、死亡リスクが低減するという報告があります。
ただし、摂り過ぎには注意が必要で、EPAの明確な摂取量は日本では定められておりませんが、アメリカでは、DHAとEPAを合わせて1日2gを超えない程度という指針があるようです。
桑原 和也
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