28Mar
ダイエットとは切っても切れない『中性脂肪』。
しかし、何となく『中性脂肪』について分かっているようで、実は知らない方が多いです。
そこで、今回は『中性脂肪』のあれこれについてお話します。
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『中性脂肪』と『体脂肪』
毎日の食事で私達は、糖質・脂質・タンパク質を摂取しています。
生きるためには、エネルギーが必要なので当然ですよね。
食事で摂った中性脂肪や炭水化物は、血液に乗り肝臓に運ばれます。
その後、各臓器や中枢神経、骨格筋をはじめとする筋肉のエネルギーとして消費されますが、その際使われず余ってしまった分は、中性脂肪として『内臓脂肪』や『皮下脂肪』として蓄積されます。
その『内臓脂肪』や『皮下脂肪』は一般的に体脂肪と呼ばれます。
つまり、体脂肪=中性脂肪だという解釈で間違いはありません。
また、この体脂肪が体内に過剰に蓄積されていくと、肥満になります。
中性脂肪は体に悪い?
先ほどご説明した通り、中性脂肪は人間のエネルギーとなる重要な役割があります。
無くてはならない中性脂肪ですが、肥満の元である中性脂肪は体に悪いのでしょうか?
中性脂肪が必要以上に体内に蓄積され、血液中の中性脂肪が増えてしまうと、HDL(善玉)コレステロールが減少し、LDL(悪玉)コレステロールが増加します。
血管の内壁にLDL(悪玉)コレステロールが入り込むと、血液が流れるスペースが狭小化するので、血管が詰まりやすくなります。
コレステロールは血管を硬く、もろくしてしまうため動脈硬化が進行し心筋梗塞、脳梗塞のリスクが上昇します。
また、中性脂肪を合成する器官である肝臓に中性脂肪が溜まると脂肪肝という状態になります。
実は、脂肪肝というのは放置していると、肝炎や肝硬変、ひどい場合には肝臓がんに進行するなどの可能性があり軽視できません。
中性脂肪の基準値は?
中性脂肪値(TG)は、食後10時間以上の絶食状態で採決、測定をします。
中性脂肪(TG)の基準値:50~149mg/dl
中性脂肪値(TG)が、149mg/dlを超えると、高トリグリセライド血症と呼ばれる状態になります。
高トリグリセライド血症は、脂質異常症の一つとされており、この状態は動脈硬化を助長する危険が指摘されています。
以上、中性脂肪を体内に溜めすぎると、命に関わる病気になる可能性がある、ということをお分かりいただけたでしょうか?
桑原 和也
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