29Jan

前回は、【『ケトン体ダイエット』方法と食事のポイント】についてお話しました。
また、【炭水化物ダイエットは危険?】も合わせてお読みください。
今回は、ケトン体ダイエットで使用する”ココナッツオイルの効能”についてお話します。
実は、ココナッツオイルはダイエットだけでなく健康面にとっても心強い味方です。
では、代表的なココナッツオイルの効能を見ていきましょう。
①ダイエット効果
➡一般的な植物油は、長鎖脂肪酸を多く含んでいるのに対しココナッツオイルは、中鎖脂肪酸を豊富に含んでいます。
ダイエットに効果があると言われているのは、この中鎖脂肪酸を豊富に含んでいるためです。
長鎖脂肪酸:摂取した後、リンパ管➡静脈➡脂肪組織、筋肉➡肝臓➡エネルギーとして利用
中鎖脂肪酸:摂取した後、門脈➡肝臓➡エネルギーとして利用
上記をご覧いただければ分かりますが、中鎖脂肪酸は長鎖脂肪酸に比べ体内に摂取した後、すぐにエネルギーとして利用されます。
そのスピードは、長鎖脂肪酸と比較し10倍とも言われています。
体内に入ってからエネルギーとして、すぐに利用されるため脂肪として体内に蓄えられることがほとんどありません。(※1g=9Kcalありますので、過剰に摂りすぎると太ることがあります。)
人間がエネルギーとして利用できるのは『ブドウ糖』、『ケトン体』の2つとされています。
通常の食事では、米、麺、パンなどの炭水化物を主食としているので普段利用しているエネルギーの大半は『ブドウ糖』です。
炭水化物やデザート、ジュースなど糖分を多量に含むものを毎日食べていると『ブドウ糖』をエネルギーとして利用することが習慣になっているため、脂肪を分解してできる『ケトン体』を使う良い循環が出来ていません。
また、『ブドウ糖』を摂取すると血糖値が上昇します。
上昇した血糖値が下がると、『お腹が減る』という信号が脳から出てしまい、再び血糖値を上げるため『ブドウ糖』が含まれる炭水化物やデザート、ジュースを摂取してしまうという悪循環から抜けることができません。
体内で脂肪になりやすい『ブドウ糖』をこのように毎日摂取していると、余ったエネルギーは脂肪細胞に溜めこまれ、徐々に肥満になってしまいます。
しかし、ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸から生成される『ケトン体』は、『ブドウ糖』の代わりのエネルギーとして体内で利用することができます。
また、血液中の『ケトン体』濃度が上昇すると、体内のエネルギー源が『ブドウ糖』から『ケトン体』に切り替わります。
この状態を『ケトン体質』『ケトーシス』といいます。
一度、『ケトン体質』『ケトーシス』になると体内の脂肪を分解して『ケトン体』をどんどん生成しようとする良い循環が作られます。
このような『ケトン体』が『ブドウ糖』の代わりにエネルギーに切り替わるというダイエット効果は、ココナッツオイルの一番の特徴と言えます。
②悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす
➡ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は、長鎖脂肪酸と異なり体内に入るとすぐにエネルギーとして利用されます。
また、コレステロールに変換されないだけでなく善玉コレステロールを増やし、悪玉コレステロールを減少させるという報告があります。
③糖尿病の予防や改善効果
➡膵臓のランゲルハンス島β細胞からインスリンにというホルモンが放出されています。
インスリンは、細胞にあるインスリン受容体と結合することで、ブドウ糖を細胞内に入れエネルギーとして利用することで、血液中の血糖値を下げる重要な働きをしています。
普段から多量の『ブドウ糖』を摂取しているとインスリンに対する組織の感受性が低下し、インスリンが作用しにくい状態になります。
これを『インスリン抵抗性』と言います。
ココナッツオイルに含まれる中鎖脂肪酸は、『インスリン抵抗性』の改善をすることができ、糖尿病の予防・改善に繋がります。
④免疫力を高める
➡ココナッツオイルには、『ラウリン酸』が含まれています。
この『ラウリン酸』は、様々な菌やウイルスに対して抗菌・殺菌作用があると言われています。
例えば、ヘルペス、インフルエンザ、エプスタイン、バーウイルス、黄色ブドウ球菌、アクネ菌などに効果があるとされています。
アクネ菌は、ニキビ菌とも言われており、ココナッツオイルを摂取することでニキビや肌荒れの改善にも期待できます。『ラウリン酸』は、ココナッツオイルに豊富に含まれていることで知られています。
⑤アルツハイマー型認知症、老人性痴呆の予防・改善
➡最近の研究で、アルツハイマー型痴呆症の原因が、認知機能をつかさどる海馬での糖の代謝に異常が生じるという報告があります。
脳や脊髄などの中枢神経も全身の細胞同様ブドウ糖を利用しているのですが、アルツハイマー型認知症では、脳の細胞内にブドウ糖が反映されておらず、栄養が不足することにより脳の細胞が損傷を受けるということが大きな原因の一つであると言われています。
ブドウ糖が細胞内に反映されない場合に、代替えエネルギーとしてケトン体を利用するという研究が現在盛んに行われており、アルツハイマー型認知症の予防・改善が期待されています。
⑥抗酸化作用
➡体の内側から錆びる原因として、考えられている『活性酸素』はあらゆる病気の原因と言われています。鉄と同様、体も酸化すると錆びていきます。
それを防ぐように各組織には、増えすぎた『活性酸素』を除去する『抗酸化酵素』が存在しています。
この『抗酸化酵素』の働きを活性化する役割を持っているのが『ケトン体』です。
さらに、ケトン体に含まれる『β-ヒドロキシ酪酸』は、『活性酸素』による人体への影響を消失されることが最近の研究で明らかになりました。
また、ココナッツオイルに含まれる『ビタミンE』は抗酸化作用があることで知られています。
いかがだったでしょうか?
ココナッツオイルには、ダイエット効果をはじめ、病気予防やアンチエイジングまで様々な効果があることがお分かりいただけたでしょうか?
あまりの人気ぶりに売り切れが続出する店舗が相次いでいるようです。
ココナッツオイルを購入するする際は、ココナッツオイル専門店”pukapuka プカプカ”がおススメです。
皆様も、ココナッツオイルダイエット・健康法を始めましょう

桑原 和也

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