25Jan
今回は、様々な雑誌やテレビ番組で取り上げられている【ケトン体ダイエット】についてお話します。
前回、【炭水化物ダイエットは危険?】という記事を書きましたが、【ケトン体ダイエット】と関連がありますのでそちらもご覧ください。
【ケトン体ダイエット】とは?
【ケトン体ダイエット】は、よく【炭水化物ダイエット】と混同されますが、全く内容は違います。
【ケトン体ダイエット】では、炭水化物を制限することにより、血中の糖質を減少させていきます。
そのままでは、体内のエネルギーが減少し、低血糖を起こしてしまうので、体はある方法でエネルギーを作り出します。
それは、脂肪を分解することです。
脂肪を肝臓内で分解することにより、脂肪酸から合成された『ケトン体』という物質が糖質の代わりのエネルギー源となるからです。
ケトン体が生成される条件は、
①体内の糖分(ブドウ糖)が不足した場合
②糖代謝に異常が起こった場合
普段から体内の糖分を制限し、エネルギー源として『ケトン体』を利用する体質【ケトン体質】と言います。
【ケトン体質】を作るには、最低1か月程度はかかり、【ケトン体質】を作るまでは辛いと言われています。
辛いと言われる理由は、主食である米、麺、パンなどをほとんど口にしてはいけないからです。
※スナック菓子や甘いデザートなどもNGです。
これらを食べることができないので、肉、魚、大豆、乳製品、卵などタンパク質を豊富に含むものとビタミン、ミネラル、などを含む野菜中心の食生活へと変わるのですが、主食である米、麺、パンなどの炭水化物を普段食べることが習慣になっている人にとっては、最初はかなり辛いダイエットと言えます。
糖質(炭水化物)には一種の中毒性があると言われていますので、炭水化物から離脱するのに時間がかかります。
ですが、一度【ケトン体質】になってしまえば、体が糖分を欲することが徐々に無くなってきますので、炭水化物やスナック菓子、甘いデザートなどを我慢するストレスは減少してきます。
一つだけ注意する点としては、炭水化物以外の食材は米や麺、パンに比べ高価で食費がかかります。
【ケトンダイエット】は、長く続けていくダイエットなので、食費も考慮した上で実践しましょう。
『ケトン体』は、アセトン、アセト酢酸、βーヒドロキシ酪酸の総称で、【ケトン体質】になると糖質をエネルギーとして利用するよりも、脂肪を分解して脂肪酸から生成される【ケトン体】を積極的に利用する体質へと変化します。
ケトン体の働きは、生命維持に欠かせない心臓や腎臓をはじめとする各臓器のエネルギー源となること。
そして、骨格筋や姿勢保持筋などのエネルギー源となることです。
自分の体をこのケトン体質にするダイエット方法が【ケトン体ダイエット】です。
次回は、おススメの【ケトン体ダイエット】の実践方法についてお話します。

桑原 和也

最新記事 by 桑原 和也 (全て見る)
- 【口コミあり】アトピーにも効く!?「善玉元気」は本当に頑固な便秘を改善できるのか? - 2018年6月19日
- 【最新版】ダイエット中にオススメ!人気の置き換え食品5選を大公開! - 2018年6月16日
- 塩分を管理してスリムに!塩抜きダイエットの方法と効果は?危険は? - 2018年6月11日
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。