18Jan
前回は、【有酸素運動における2つのメリットとは?】をご覧いただきました。
今回は、『泳いで痩せる』ということをテーマにお話させていただこうと思います。
水泳はダイエットに効果的な運動であると同時に、年代を問わず支持されている運動です。
まずはじめに、『水泳』や『水中ウォーキング』は有酸素運動として優れているのか気になりますよね。
実は、『水泳』『水中ウォーキング』はダイエット効果が高い有酸素運動として知られています。
なぜなら、運動時の消費カロリーが有酸素運動の中でも比較的高いためです。
まず、例として『ウォーキング』を挙げます。
体重55kgの20代女性が1時間歩いて消費されるカロリーは約120~150kcal。
それに比べ、『平泳ぎ』の場合、1時間で約600kcal、『クロール』の場合、1時間で約1000kcal前後にもなるほど消費カロリーがあります。
では、なぜこれほどカロリー消費量があるのでしょうか?
ダイエットに効果的な有酸素運動としての要因を見ていきましょう。
カロリー消費量が高い理由として、まず『水圧』の影響が挙げられます。
水の中に入ると水圧が身体にかかります。
その数値は1トンにもなり、この水圧によって血液の流れや代謝が良くなるほか、陸上での運動よりも、普段使っていない筋肉が刺激されることによりカロリー消費量が増えるのです。
ちなみに、水中で身体を動かす時の抵抗は空気中の約10倍と言われています。
これだけの抵抗があるので、『水中ウォーキング』をするだけでも通常の運動効果と比べ抵抗に対する運動量がアップし、カロリー消費量が増大するということになります。
また、『水中ウォーキング』のみでも、水の抵抗に対して体幹のインナーマッスルや前進するための下肢筋が良く働くので、筋トレ効果も期待できます。
続いての理由としては、『水温』が挙げられます。
海やプールの温度は、人間の体温より低い場合がほとんどです。
熱の特徴として、温度が高いところから低いところへと移ります。
これを熱伝導と言いますが、水により体温がどんどん奪われます。
身体は、これ以上熱を奪われることを恐れ、筋肉がエネルギーを燃やし体温を上げようとしますので水に浸かってるだけでも陸上にいる時より代謝が上昇し、エネルギーを消費してくれます。
また、これにより血流の増大が起こるため心肺機能の強化も期待できます。
また、『水泳』や『水中ウォーキング』は、『浮力』による影響で股関節や膝関節、足関節などの各関節にかかる負担が大幅に減少しますので、変形性膝・股関節症などの疾患を患っている方や年配の方でも、効果的にダイエットすることが可能になります。
上記をまとめますと、『水泳』、『水中ウォーキング』を行うことにより
『水圧』による運動量アップ、筋力増強
『水温』による代謝上昇・血液循環の改善、心肺機能の強化
『浮力』による各関節への負担軽減
を期待できるということになります。
いかがでしたか?
いかに、『水泳』や『水中ウォーキング』がダイエット、筋力トレーニング、心肺機能強化において他の有酸素運動より優れているかをご理解いただけたでしょうか?
ぜひ、機会がありましたらチャレンジしてみてくださいね。

桑原 和也

最新記事 by 桑原 和也 (全て見る)
- 【口コミあり】アトピーにも効く!?「善玉元気」は本当に頑固な便秘を改善できるのか? - 2018年6月19日
- 【最新版】ダイエット中にオススメ!人気の置き換え食品5選を大公開! - 2018年6月16日
- 塩分を管理してスリムに!塩抜きダイエットの方法と効果は?危険は? - 2018年6月11日
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。