11Jan
私は、ダイエット・健康においてとても『体温』・『熱』ということを重要視しています。
人間が持つ『熱』を一番作りだしているのは『骨格筋』です。
骨格筋とは、骨格(身体の骨)を動かす筋肉のことです。
その割合およそ約60%です。
次に、肝臓で約20%です。
他には呼吸筋や心臓、腎臓などありますが、人間の持っている『熱』の約80%を骨格筋と肝臓が産生していることになります。
その中で、骨格筋は半数以上を占めており、いかに体温を上げるのに筋肉が大切かが分かります。
さて、運動によるダイエット効果についてですが、運動すると筋肉が働きます。
筋肉を動かすと筋細胞が活性化し、基礎代謝が上昇しカロリー消費量が増加します。
しかし、運動を終えてもカロリー消費量の増加は止まりません。
どのくらいカロリー消費量の増加が続くのかというと、一回の運動で基礎代謝上昇が続く時間は24時間と言われています。
つまり、運動を隔日に行うだけで毎日カロリー消費量が上がり、痩せていくことになります。
これが、有酸素運動の1つ目の効果です。
そして、2つ目の効果については”インスリン”が関与しています。
インスリン・・・膵臓のランゲルハンス島にあるβ細胞から分泌されるペプチドホルモンで、生理作用としては、主として血糖を抑制する。
また、骨格筋におけるグルコース・アミノ霰などの取り込み促進、タンパク質合成促進、肝臓における糖新生の抑制、脂肪細胞における糖の取り込み・利用促進、脂肪の合成促進・分解抑制などの働きがあり、”太る”ことにインスリンは深く関わっています。
インスリンを分泌する➡中性脂肪に変わった糖分が脂肪細胞に蓄えられる➡太る
インスリンは分泌されればされるほど太りやすくなります。
人間の余った体は、余ったエネルギーを脂肪の中に取り込みむよう出来ていますが、インスリンがたくさん分泌されるとその分脂肪の中にエネルギーを蓄え、どんどん肥満になっていきます。
肥満の人は、日常的に運動をすることが少なくなっていますので、食事制限だけでは痩せにくいのはこのためです。
つまり、インスリンの分泌を最小限に抑えることは、ダイエット成功に直結するということになります。
実は、有酸素運動を日常的に行うことによりインスリン感受性が上昇、インスリンの分泌が減少し、体脂肪の増加が起こりにくくなることが報告されています。
有酸素運動とは、ウォーキングやランニング、水泳といった長時間継続可能な軽度または中程度の負荷の運動をいいます。
運動を日常的にする方は、多少食べ過ぎてもインスリンの分泌が少ないため脂肪の中にエネルギーを蓄えにくく、太りにくいということになります。
有酸素運動をすると、運動時にカロリー消費するだけでなく痩せやすく太りにくい身体を作ることが出来るということがお分かりいただけたと思います。
運動は嫌いという方も、少しづつで良いので運動する習慣を作っていきましょう。
桑原 和也
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