美と健康を両立させるダイエットの提案と挑戦

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ダイエットの帝王《FITBULL 桑原和也》

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前回は、【人気急上昇!フィジーク・ベストボディの特徴、ボディビルとの違いは?】について書かせていただきました。

最近、体を作りこむ、理想のカラダを手に入れるということが非常に注目されていて、注目されるだけでなくそれに挑戦する方も多くなってきています。

フィジークやベストボディは、特に理想の体の象徴のようなコンテストで、今から挑戦したいと思っている方も少なくないはずです。

フィジークやベストボディのコンテストに出場している方を見れば分かりますが、かなり体脂肪を落としています。

当然かなりハードな減量をしていることになりますが、今回はダイエットの中でも

脂肪を制限した低脂肪ダイエットのやり方と効果

をテーマにお話ししたいと思います。




低脂肪ダイエットって何?特徴とやり方は?

では、まず低脂肪ダイエットが何なのか?をみていきましょう。

低脂肪ダイエットは、その名の通り”脂肪を多く含む食品を摂らない”ような食生活を送ることで、体内の中性脂肪を減らしダイエット効果を期待する方法です。

低脂肪ダイエットの最も大きな特徴は、【脂肪を多く含む食品を摂らない】ことだけで、そのほかに運動が必ず必要ということはなく、あくまで脂肪を制限するダイエット方法で、糖質やタンパク質などの制限はありません。

実は、脂肪というのは1g:9kcalあり、糖質は1g:4kcalになります。

つまり、脂肪自体のカロリーは糖質の約2倍もあるため、日常的に高カロリーの脂肪を多く含んでいる食品を食べている人は肥満になりやすいということが分かります。

血液中の中性脂肪やコレステロール値が高く肥満傾向の方にとっては、低脂肪ダイエットはとても有効な手段に思えますよね。

低脂肪ダイエットのやり方は、いたって簡単です。

低脂肪ダイエットに関しては、色々なやり方があるようですが、一般的には一日に摂取する総カロリーのうち脂質を30%以内に抑えます。

例えば、1日1500kcal摂っている方の場合、脂肪の摂取を500kcal以内に抑えるということになります。

では、食品に含まれる脂質の割合はどの程度なのでしょうか?

いくつか例を挙げますのでご覧ください。

脂質の多い食品リスト
※100gあたりに含まれる脂質の量 単位g

〇マーガリン:81.6g
〇バター:81.0g
〇マヨネーズ:75.3g
〇牛肉(バラ肉):50g
〇フォアグラ:49.9g
〇牛肉(サーロイン):47.5g
〇牛肉(テール):47.1g
〇生クリーム(乳):45.0g
〇牛肉(リブロース):44.0g
〇牛肉(サーロイン):42.5g
〇ベーコン:39.1g
〇牛肉(肩ロース):37.4g
〇豚バラ肉:34.6g
〇たまご(卵黄):33.5g
〇油揚げ:33.1g
〇ウィンナー:28.5g
〇フライドポテト:27.4g
〇しめ鯖:26.9g

上記をご覧いただくと、タンパク質である肉やマーガリンやバターなどに脂肪が多く含まれていることが分かります。

低脂肪ダイエットでは、上記の食品をはじめ、揚げ物など高脂肪・高カロリーの食品を基本的に避ける必要があります。

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低脂肪ダイエットの効果とは?

低脂肪ダイエットの特徴はお分かりいただけたと思います。

『低脂肪ダイエットのやり方は大体わかったけど、本当にダイエット効果はあるの?』と思われますよね。

では、低脂肪ダイエットには、本当にダイエット効果はあるのでしょうか?

ダイエット効果に関しては、低脂肪ダイエットをいかに真剣に取り組んでいるかや、それぞれの体質、運動の有無などの影響も大きいといえます。

そこで、アメリカにあるテェレーン大学(Tulane University School of Public Health and Tropical Medicine)のLydia A. Bazzano博士らが『低脂質ダイエット』に関する研究を行い、結果を報告しているので、今回はその研究報告を簡単にご紹介したいと思います。

ちなみに、この研究は低糖質ダイエットと低脂質ダイエットを1年間続ける2つのグループを追いかけて調査するというものでした。

2つのグループは以下のようになります。

➀糖質を1日40グラム以下に制限した低糖質グループ59人
②1日の総カロリーの30パーセント以下に脂質を制限した低脂質グループ60人

その結果、

➀低糖質ダイエットグループ
平均体重:約5,3kg減
脂肪1.2%減
除脂肪体重(筋肉)1.3%増

②低脂質ダイエットグループ
平均体重:約1.76kg減
脂肪0.3%減
除脂肪体重(筋肉)0.4%減

という結果になっています。

上記を見ると、1年間低脂質を続けていたグループの平均減少体重は、約1.76kgとあまり大きなダイエット効果はありませんでした。

一方、低糖質ダイエットグループに関しては、約5.3kgの体重減少と低脂質ダイエットに比べ約3倍の効果があったことがわかります。

どうやら、脂肪を制限してもそこまで大きなダイエット効果はないことといえます。

実は、本当に大切なのはここからで、低脂肪ダイエットにはデメリットや落とし穴がいくつかあります。

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低脂肪ダイエットのデメリット・落とし穴は?

低脂肪ダイエットのデメリット・落とし穴は以下のようになります。

低脂肪=ヘルシーな食品ではない
↳低脂肪な食品というのは、『カロリーが低い』というイメージがありますよね。

でも、実際にはあくまで”低脂肪”というだけで、人工甘味料や添加物が入っていないわけではありません。

低脂肪を意識しすぎるあまり、体に悪影響がある成分を多くとってしまう場合があるので注意が必要です。

脂質を制限するのはストレスが大きい
↳糖質を制限する場合もそうですが、脂質を制限するのは非常にストレスが大きいです。

少なからず脂質が含まれている食品は多く、それをダイエット期間中避け続けるのはやはりストレスが溜まるものです。

これは、低脂肪ダイエットの大きなデメリットだといえます。

脂質を減らすと糖質が増える可能性がある
↳これは、低脂肪の食品は人工甘味料や添加物を多く含んでいることが多いのと同様です。

低脂肪ダイエットで脂肪の摂取を上手く制限しても、その分糖質の摂取量が増えてしまうとダイエット効果が大きく落ちてしまいます。

海外のメディアでも、『低脂肪な加工食品の多くは、(中略)全脂肪のものに比べて砂糖を多く含んでいます。』という報告があるように、やはり低脂肪の食事をしながら、低糖質も同時にしていく心がけが必要だといえます。

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ダイエットとして本当に大切なのは、低脂肪ダイエットのように脂肪を多く摂らないことも必要なのですが、それ以上に体に溜め込んだ中性脂肪を燃焼する方がダイエット効果としては高いということなんです。

つまり、体内に溜めた中性脂肪を燃焼するために運動をするか、もしくは食事の量をコントロールしたり、炭水化物の摂取量を少し制限する方が低脂肪ダイエットよりもダイエット効果があるということが現時点ではいえるのではないでしょうか?

今回は、低脂肪ダイエットのやり方と効果は?【低糖質ダイエットとどちらが良いのか】についてお話しさせていただきました。


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桑原 和也

名前:桑原和也。 職業:理学療法士、プロダイエットアドバイザー、介護施設運営コンサルタント。 プライベート:現役ベンチプレス選手(近畿大会準優勝)。 臨床で5年間経験を積み、3000人以上の患者を治療する。 「美と健康を両立させるダイエットの提案と挑戦」をテーマに、自身のダイエット経験、理学療法&スポーツの知識を生かし100人以上をダイエット成功に導く。 2018年にFITBULLを立ち上げ、一般の方から現役アスリートまで幅広く治療をし、体型に悩む多くの女性にダイエット&ボディメイクの指導をする。 その傍ら、介護施設の運営コンサルタントとして赤字企業をわずか3ヶ月で黒字に転換させる。 現在は介護サービスの利用を希望しても最低1~2ヶ月待ちの大盛況。 「治療」「ダイエット&ボディメイク」「介護施設コンサルタント」を主軸に個人・企業の規模を問わずサービスを提供している。

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プロフィール


桑原 和也 / Kazuya Kuwahara
理学療法士 / プロダイエットアドバイザー / 介護運営コンサルタント
1988年6月生まれ。大阪府出身。


はじめまして!
桑原 和也と申します。
このブログは

「体型に悩む方のダイエットを手助けしたい」

という思いをきっかけに始めました。

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