14Feb

前回、【パレオダイエットの方法(食事と生活について)】について書かせていただきました。
パレオダイエットでは、炭水化物や加工食品など、旧石器時代に無かったものは食べず、肉、魚、卵、野菜などを中心に食べることが基本となります。
では、なぜ炭水化物は食べてはいけないのでしょうか?
ということで、今回は老化の原因の一つ『抗糖化』についてお話したいと思います。
炭水化物や甘いデザートなどに含まれる”糖”は、摂取すると膵臓のランゲルハンス島β細胞から分泌されるインスリンにより細胞の中に取り込まれエネルギーとして使われます。
エネルギーとして使われる適度な量の”糖”摂取では問題ないのですが、細胞内で使いきれないほどの糖を長年摂取していると、インスリンが分泌され、糖を細胞の中に入れようとしても細胞自体の反応が鈍くなってきます。
これを、インスリン抵抗性の上昇といい、糖尿病の症状の一つになります。
糖尿病は、現代人が炭水化物を主食として摂取するようになってから、発症するようになった生活習慣病の一つで必要以上の糖を摂取しなければなりません。(先天性の場合は除外)
これは、糖が人間の体に与える悪影響の代名詞と言えるでしょう。
また、体内の血液中に糖分が長い間残っていることで、タンパク質(コラーゲン、エラスチン)が糖化することにより変性して硬く脆くなり本来の機能を発揮することができなくなります。
これらは、最終的にAGEs(Advanced Glycation Endroucts)という最終糖化産物となります。
最終糖化産物であるAGEsは、血管をはじめあらゆる臓器に深刻なダメージを与えます。
AGEsは、アンチエイジングにとって大敵であり、私たちのからだをどんどん老化させます。
代表的な疾患として、『糖尿病』が挙げられ、糖尿病性腎症、四肢の末梢神経障害、眼底出血などはAGEsによる悪影響が表面化した結果です。
つまり、健康的にも美容的にもAGEsを体に溜めないことが求められ、食生活を見直す必要があります。
実は、甘い物には中毒性があることが知られています。
空腹時に甘いものを食べると、一時的に血糖値が急上昇して脳が『シュガーハイ』という状態になります。
シュガーハイになるとさらに糖が欲しくなり、結果的に身体にたくさんの糖分を入れてしまうことになります。
日本人にとってご飯は主食ですので、糖の中毒性には自覚しにくいということが伺えます。
糖分を過剰に摂取するという習慣は、一度根付いてしまうとなかなか抜けにくく、糖尿病リスクだけでなく、老化も助長させてしまいます。
くれぐれも、糖の過剰摂取には注意しましょう。

桑原 和也

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