16Nov

前回は、『3ヶ月10kgダイエット④”痩せる身体作り”』についてお話しました。
☑桑原流3ヶ月で10Kgダイエットマニュアル
①まず、明確な目標・目的を立てる(それが、ダイエットを続けるモチベーションになります。一番大事です)
②毎日、朝・晩 確実に体重(できれば体脂肪)を確認
③毎日、決めたカロリーを食事制限または運動などにより消費します(日常の様々な場面でカロリー消費を促します)
④体温・代謝をどんどん上げていき太りやすい身体から脱出し痩せやすい身体を作り上げる
⑤目標を達成した後も最小限の努力で体重・体脂肪をキープ
前回、体温を上げることがいかにダイエット・健康に良いかをご説明しました。
今回は、3ヶ月10kgダイエットを成功させるために、具体的にどのように体温を上げていくかをご説明します。
まずは、体温を上げるための食事に関するポイントを6つご紹介します。
☑一日の一番最初に飲む飲み物は暖かい飲み物を飲む
これは、『人間は一日の一番最初に摂った飲み物の温度を覚える』という性質を活用した方法になります。
逆に朝から冷蔵庫で冷えた飲み物を飲むと一日中体温が下がる傾向になるということです。
さらに、そのような生活を続けているとその下がった体温が習慣になってしまい低体温を引き起こす原因になってしまうので注意が必要です。
☑タンパク質を積極的に摂る
人間には、基礎代謝、活動代謝の他に食事誘導性代謝(全代謝の約10%を占める)という代謝があります。
これは、食物を身体に摂り入れた際に炭水化物・脂肪・タンパク質を胃で消化します。
その際に、胃の消化作業自体がカロリー消費を生むもので、炭水化物・脂肪はそれらのカロリー自体の数%しか消費されないが、タンパク質のみ20%も消費してくれます。
例)100Kcalあるタンパク質(仮に肉)を食べた場合は、それを胃で分解するのにおよそ20Kcalが使われる。
なぜ、その20Kcalの消費が体温上昇と関係があるのか気になりますよね。
人間は、自分の身体で作り出したエネルギーをほとんど熱に変えてしまいます。
ということは、そのタンパク質を消化するのに使った20%のエネルギーは熱に変わってしまうのです。
つまり、食事する際にタンパク質(大豆、肉、魚、乳製品=身体を冷やす作用あり)などを多く摂ることで、食事誘導性代謝でカロリーも消費してくれるし、身体も温めてくれるということです。
☑野菜は、人参・大根・玉ねぎなどの根菜類、ニラ・ニンニク・らっきょう・ねぎ・生姜を食べましょう
上記に上げた野菜は、冷えを防ぎ、体温を上げるのに活躍しますし、料理のレシピもたくさんあるので使いやすいです。
ただ、じゃがいもはデンプンなので食べ過ぎると肥満の原因になるので注意が必要です。
じゃがいもよりは、山芋・里芋などのネバネバした芋を食べるようにしてください。
これらは、粘膜を保護する成分や免疫力を上げる成分を含んでいるのでオススメです。
ニラ・ニンニク・らっきょう・ねぎなどの香味野菜も血液を浄化し血液の流れがよくなるので身体を温める作用があります。
さらに、身体を温めダイエットの効果もある生姜はぜひスープや紅茶に入れるなどしてよく摂るようにしてください。
☑梅干や漬物、キムチを積極的に摂る
梅干しや漬け物には豊富な塩分、つまりナトリウムが含まれており、ナトリウムには『体温を上げる』という大事な役目があります。
昔から塩分の摂りすぎは、高血圧その他の病気の原因の一つであると考えられています。
1970年代、日本人の死因第1位は脳疾患でした。
当時の疫学調査により、食塩の摂取量が1日5gに満たない集団では高血圧の頻度が低く、25gを超えると頻度が高くなるという結果が出たため、以来今日まで「1日の塩分摂取は10g以下に」という減塩指導がされるようになりました。
しかし、最近の研究で高血圧の原因が必ずしも塩分でないことが分かりました。
今までの減塩指導が世に広がり必要最低限の塩分も摂らない人が増え、それが体温低下の原因の一つではないかと考えています。
美容関係では、塩分を1日6g以内にしましょう、と言われています。
適量の塩分は、体温を上げますので無理に塩分を避ける必要はないと考えています。
塩分摂取を制限されている人以外は、梅干や漬物、キムチを食べるといいでしょう。
漬け物は、本来なら体を冷やす葉野菜が塩分によって体を温めるほうに作用してくれます。
キムチは、カプサイシンが豊富に含まれていて、なおかつ発酵食品であるためアンチエイジングには欠かせませんので、オススメします。
☑黒い食べ物を選ぶ
黒酢・黒豆・黒胡麻・黒米・黒砂糖・黒蜜・プルーン・レーズンなどよく食品売り場で見かけると思います。
黒色の食材には、健康面で良い効果のある要素がたくさん含まれています。
例えば、黒豆や黒胡麻などにはポリフェノールの1種「アントシアニン」という色素が多く含まれていて、ドロドロになった血液をサラサラにする作用や抗酸化作用があります。
また、レーズンやプルーンなどの黒色のドライフルーツには、腸の調子を整えてくれる食物繊維や、ビタミン・ミネラルなどの優れた栄養素が豊富に含まれています。
黒酢は、普通の酢と比べて、醗酵の時間が長く、ミネラル、アミノ酸、有機酸がたくさん含まれており、脂肪燃焼を促進したり、疲れにくい体にしてくれたりする作用があります。また、黒砂糖は、ビタミンとミネラルが豊富に含まれています。
このように、黒い食材には何かと人体に良い影響をもたらす成分が豊富に含まれていますし、アンチエイジングには欠かせないのでぜひ摂るようにしてください。
☑油はオリーブオイルを中心に使う
最近では、よくオリーブオイルが体に良いと注目を浴びています。
オリーブオイルは油脂の中でも胃に負担をかけないということが、他の食用油との比較研究によって明らかにされています。
朝の空腹時にスプーン1~2杯のオリーブオイルを摂れば、慢性の便秘解消に効くと言われています。
また、オリーブオイルは胆嚢と胆管の運動を刺激し、食物栄養の消化・吸収を助ける胆汁に似ており、消化・吸収を助け、胆石を予防する効果があります。
さらに、オリーブオイルはリノール酸、リレノン酸、抗酸化物質がバランスよく含まれていて、オレイン酸は骨からのカルシウム喪失を抑制するための骨粗鬆症の予防にもなります。
オリーブオイルに多く含まれるオレイン酸は、悪玉コレステロール値を下げ、善玉コレステロール値を上げて動脈硬化を予防します。
オリーブオイルに含まれるビタミンA、Eが肌の血行促進、細胞の老化を防ぎ、血液の流れも良くなりますので、体温が上がります。

桑原 和也

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